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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)レビュー — 華やかな宇宙の向こうにある家族という主題 映画 ポスター

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス (2017)

華やかな宇宙の向こうにある家族という主題

★★★★★ ★★★★★ 4.0

by 10days1movie · 公開 2026-09-22

区分 映画
監督 ジェームズ・ガン
出演 クリス・プラット, ゾーイ・サルダナ, デイヴ・バウティスタ, ヴィン・ディーゼル, ブラッドリー・クーパー, カート・ラッセル
公開 2017
ジャンル SF, アドベンチャー, アクション
上映時間 136分

前作が思いがけぬ成功を収めた後に作られた続編は、たいてい似たような悩みを抱える。最初の新鮮さをどう引き継ぐか。ジェームズ・ガンはこの問いに興味深い答えを出す。より大きなスケールとより華やかな色彩で武装しつつ、肝心の物語の重心は宇宙の危機ではなく人物たちの関係に置いたのだ。アクションは添え物にすぎず、今作の本当の主題は家族という言葉に要約される。

どんな映画か — 実の父エゴに出会ったスター・ロード

前作で一つのチームになったガーディアンズは宇宙をさまよいながら傭兵稼業を続けている。そんな中、スター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラット)は自分の実の父だと主張するエゴ(カート・ラッセル)に出会う。エゴは生きている惑星を統べる神的な存在で、クイルを自分の世界へ連れていく。最初は生涯憧れていた父との再会に浮かれるクイルだが、エゴの本当の目的が明らかになると状況は急変する。一方でガモーラ(ゾーイ・サルダナ)は義妹ネビュラとの長年のわだかまりを、ロケットとグルート、ドラックスはそれぞれの仕方で仲間意識を試される。

宇宙船の中でカセットデッキの上に乗ってコードを引っ張るベビー・グルート、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのスチール

演出 — ネオンの過剰とレトロポップのリズム

ジェームズ・ガンの演出は視覚的過剰を恐れない。ネオンの光があふれる宇宙、色とりどりの惑星、漫画的な想像力が爆発するアクションシークエンスが画面を埋め尽くす。冒頭からベビー・グルートが音楽に合わせて踊る間、後方で巨大な怪獣との戦闘が繰り広げられる演出は、この映画が何を優先するかを一目で見せる。脅威よりも興と感情が先なのだ。

音楽の活用も相変わらず卓越している。レトロ調のポップソングが場面ごとに絶妙に重なり、アクションと感情のリズムを作る。ただし前作の新鮮な衝撃を覚えている観客には、同じ公式をより大きな規模で繰り返しているという印象が残りかねない。それでも後半で監督が引き出す情緒的な締めくくりは単なる娯楽を超える。華やかな色彩の下に、意外にも重厚な喪失と和解の情緒が敷かれている。

演技 — マスコットを超えたベビー・グルート

クリス・プラットは軽い冗談と真剣な感情の間を自由に行き来しながらクイルを牽引する。実の父への渇望と、その渇望が裏切られる瞬間の怒りがいずれも説得力をもって描かれる。ゾーイ・サルダナのガモーラは今作で姉妹関係という新たな機微を得て、一段と立体的になる。

脇役たちの魅力も健在だ。デイヴ・バウティスタのドラックスは直球の話法で笑いを担い、ブラッドリー・クーパーが声を当てたロケットは棘のある態度の中に深い孤独を隠した人物として描かれる。何よりヴィン・ディーゼルのベビー・グルートは単なるマスコットを超え、ガーディアンズが守るべき家族の象徴として機能する。カート・ラッセルは魅惑と危険を同時に備えたエゴを巧みに演じる。

エゴの惑星でスター・ロード一行とエゴが対峙する場面、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのスチール

映画が語るもの — 血縁より選んだ家族

今作が繰り返し強調するのは、血縁で結ばれた家族と自ら選んだ家族の違いだ。クイルは生涯憧れた実の父に出会うが、本当に彼を受け入れてくれた存在は別にいるという事実に気づく。どこか食い違ったまま共に生きていくガーディアンズが、結局互いにとって本物の家族になっていく過程が映画の情緒的な核心だ。宇宙を救うという巨大な目標よりも、互いへの小さな責任と和解がより大きな比重を占める点も印象的だ。華やかな見せ場の裏にこうした温かい主題を隠している点がこのシリーズの美徳であり、軽そうな冗談の間に意外な真心がにじんでいる。

評価とレビュー

IMDbスコアは10点満点に7.6点だ。ロッテントマトの鮮度は85パーセント、メタクリティックのスコアは100点満点に67点で、前作ほどではないものの堅固な好評を受けた。興行では世界的に大きな成功を収め、マーベル・シネマティック・ユニバースの人気シリーズとしての地歩を固めた。

夕暮れのエゴの惑星で踊るクイルとガモーラ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのスチール

総評

新しさより馴染みの楽しさに寄りかかった続編だが、その馴染みが緩くなく堅固だ。華やかなアクションとレトロ調の音楽、そして意外に重厚な感情線がバランスをなす。第一作の衝撃には及ばないものの、一本のよく練られた娯楽映画として不足はなく、★4.0をつける。

こんな方におすすめ

  • 華やかな色彩とレトロ調の音楽が調和した宇宙活劇が好きな方
  • マーベルシリーズの中でも愉快で温かい作品を探している方
  • 家族と仲間意識という主題に心が動く方

コメント

  1. …

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