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プロメテウス(2012)レビュー — 起源を問うSF、答えより問いの方が多い 映画 ポスター

プロメテウス (2012)

起源を問うSF、答えより問いの方が多い

★★★★★ ★★★★★ 4.5

by 10days1movie · 公開 2026-06-27

区分 映画
監督 リドリー・スコット
出演 ノオミ・ラパス, マイケル・ファスベンダー, シャーリーズ・セロン
公開 2012
ジャンル SF, ミステリー, ホラー
上映時間 123分

人類はどこから来たのか。この古くからの問いをSFの言語で探求する映画だ。リドリー・スコットは1979年の『エイリアン』を作った監督であり、プロメテウスはそれから33年後に彼が自ら作ったエイリアンの世界観の起源を扱う物語だ。ただし直接的なプリクエルというよりも、同じ宇宙の中でより根本的な問いを投げかける映画に近い。★4.5。答えを出さずに問いを広げる映画が好きなら、これほど豊かなSFはなかなか出会えない。

どんな映画か — 創造主を求めて旅立つ探査

2089年、考古学者のエリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)とチャーリー・ホロウェイは数千年前の洞窟壁画に同じ天体地図を発見する。人類を創った存在がその星にいると確信した彼らはウェイランド社の支援を受けて惑星探査に赴く。探査船プロメテウスにはアンドロイドのデイヴィッド(マイケル・ファスベンダー)、任務責任者のヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)らが同乗する。彼らが到着した場所で対面したのは、創造主ではなく想像をはるかに超えた恐ろしい何かだった。

巨大な異星人の彫像が並ぶ内部へ宇宙服を着た探査隊員たちが歩いていく場面、プロメテウススチール

演出 — 頂点に達した視覚的スペクタクル

リドリー・スコットの視覚的な力量がこの映画で絶頂に達する。異星惑星の風景、巨大な彫像が並ぶ内部構造物、生物工学的に奇怪な生命体まで、スクリーンを満たすイメージはそれ自体として圧倒的だ。3D撮影を積極的に活用した視覚効果は2012年当時の映画技術の最前線だった。マルク・ストライテンフェルドが担当した音楽は雄大さと不安を同時に醸し出す。

演技 — ファスベンダーのアンドロイド、デイヴィッド

マイケル・ファスベンダーのアンドロイド、デイヴィッドはこの映画で最も印象的な要素だ。人間が創った機械が、人間の創造主を探す旅に同行するという二重の構造の中で、デイヴィッドは最も多くのことを考えさせるキャラクターだ。感情はないが欲望はあるかのように振る舞う彼の微笑みが映画全体を通じて最も奇妙で興味深い。ノオミ・ラパスは映画の後半で一人でこなさなければならない極限的な場面たちを説得力を持って演じている。

エンジニアの異星人彫像の顔が現れる神殿の内部場面、プロメテウススチール

映画が語るもの — 創造と被造物の関係

プロメテウスが投げかける核心的な問いは創造と被造物の関係だ。神が人間を作ったように、人間はアンドロイドを作った。では神が人間を扱う方式と、人間がアンドロイドを扱う方式はどう違うのか。映画はこの問いに直接答えず、代わりに絶えずより暗い方向へと物語を押し進める。創造主に会いに行ったのに、かえって自分たちが何故存在するかをさらに分からなくなる逆説的な旅だ。

評点と評価

TMDB評点は6.6点だ。IMDb評点は7.0で、ロッテントマト新鮮度は73%と賛否の分かれた評価を受けた。視覚的な完成度と問いの深さには高評価が出たが、物語の一部の論理的な穴とキャラクターたちの不合理な行動への批判も大きかった。興行は成功し全世界で4億ドル以上を稼ぎ、続編の『エイリアン:コヴェナント』へとつながった。

惜しい点

一部のキャラクターたちの行動が映画内の論理では納得しにくい場合がある。訓練された科学者たちが見知らぬ生命体に無理に近づくシーンなどは緊張感を高めるための設定のように見えるが、リアリティを落とす。また多くの問いを投げかけながら続編に答えを委ねる方式が不満足に感じられることがある。デイヴィッドの動機が十分に説明されないまま物語が進むことも惜しい部分だ。これらの設定たちへの答えは2017年の『エイリアン:コヴェナント』で一部続くが、それも完全に解消したわけではない。

総評

プロメテウスは完璧な映画ではない。しかしSFが問えることの中で最も大きく古い問いたちをスペクタクルと共に投げかける作品だという点で、このジャンルで稀に見る野心的な試みをしたことは確かだ。マイケル・ファスベンダーのデイヴィッドというキャラクター一つだけでも見る価値のある映画だ。

こんな方におすすめ

  • エイリアンシリーズの世界観に興味のある方
  • 哲学的な問いを込めたSF映画が好きな方
  • リドリー・スコットの視覚的な完成度とマイケル・ファスベンダーの演技を求める方

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